市民参加型の外来種等生物調査の実施

神戸市

概要

神戸市は、人口約150万人の大都市でありながら、海、山等の自然が身近にある生物多様性豊かなまちです。一方で、里山の衰退、外来生物や野生鳥獣による生態系への影響などにより、生物多様性が失われつつあります。

こうした課題に対応するため、神戸市では、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を活用し、外来種や里山の自然環境の指標となる生きものを対象とした市民参加型の調査を継続して実施しています。

当調査の結果により、例えば、特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリについて、これまで確認されていなかった地域で新たに発見され、対策につながったことなど、有用な情報が得られており、神戸市の外来生物対策に活用されています。

課題

  • 神戸市域における生物多様性や外来生物問題、野生鳥獣問題の認知・意識の向上
  • 地域の生物情報の不足

解決策

  • いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」におけるクエストイベントの継続した実施及び生物情報の蓄積
  • 調査結果を分かりやすく報告する「市民向け公表資料」の制作

成果

アプリ活用による生物情報の収集
2022年(6/1~8/31):参加者452名、調査対象種(12種)の発見1,152件
2023年(6/1~8/31):参加者372名、調査対象種(15種)の発見568件
2024年(6/1~8/31):参加者428名、調査対象種(15種)の発見876件

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