【山梨県富士山科学研究所×バイオーム】やまなしいきものクエスト2024
やまなしの生物多様性
山梨県は、四方を富士山、南アルプス、八ヶ岳など3,000 m級の山岳に囲まれ、県全体の約8割を森林が占める自然豊かな県です。また、火入れによる草原管理により多様な生き物が暮らす草原もまた多くみられます。こうした独特の地質・地形や文化・風習など土地利用の歴史が、そこに暮らす動植物の多様性を生み出してきました。
特に、全国的に見てもまれな標高80 mから富士山頂3,776 mまでの標高の差は、約3,500種という植物の多様性を育んでいます。また、私たちの身近な場所にまで、こうした豊かな自然環境が広がり、様々な動植物に触れることができるのも山梨県の特徴です。
今回のクエストでは、そんな山梨県の自然環境を「奥山」「里地・里山」「河川・水辺」の3つの特徴に分けて紹介しています。
さあ、自然豊かな山梨県で、身近ないきもの探しに出かけよう!
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▲この時期に見られる山梨県のいきものたち
(左上:ルリビタキ 左下:ニホンカモシカ 右上:キキョウ 右下:アキアカネ)
やまなし生物多様性地域戦略をチェック!
山梨県では「やまなし生物多様性地域戦略」を策定して、県内の自然環境の現状や希少な動植物を紹介するとともに、生物多様性の保全と持続可能な利用の両立を目指した取り組みを推進しています。
希少種の保全、外来種の啓発・防除、ネイチャーポジティブや30by30の実現など、山梨県全体で目指していく目標や行動計画がまとめられています。
山梨県の豊かな自然環境やこれから目指す山梨の姿を紹介した「やまなし生物多様性地域戦略」をぜひチェックしてみてください!
▶ 「山梨県生物多様性地域戦略」について詳しくはコチラ!
求む!やまなしの外来種情報
私たち人間の活動によって、本来いなかった場所に持ち込まれたいきものを「外来種」といいます。外国産のものだけでなく、国内の別の地域から持ち込まれたものも外来種です(「国内外来種」と呼ばれます)。
外来種の多くは、私たち人間の活動によって他の地域から持ち込まれたものです。持ち込まれた場所で懸命に生きるいきもの自体に罪があるわけではありません。しかし、中にはその場所の生態系のバランスを壊してしまったり、農作物を食害したりと、大きな問題を引き起こすものがいます。
山梨県の豊かな自然環境をこれからも守り続けるためには、私たちが外来種を「入れない」「捨てない」「拡げない」というルールを守ることが大切です。また、外来種の侵入を早期に発見することも、適切な対策をとる上でとても重要です。
なるべくたくさんの人が、広い範囲を監視することで、外来種の発見確率が高まります。
必要なものは、今お持ちのスマートフォン。
外来種を見つけたらBiomeで投稿して、情報を集めましょう!
特定外来生物
外来種の中でも、生態系や人の生命・身体、農林水産業に悪影響を与えるおそれのあるものは「外来生物法」で「特定外来生物」に指定されています。これらは、生きたままの運搬、飼育・栽培、販売などが規制されています。
山梨県では、県内の特定外来生物に関する情報を集めています。
▶ 山梨県の外来種対策について詳しくはコチラ!
植物 | アレチウリ、オオカワヂシャ、オオキンケイギク、オオハンゴンソウ、オオフサモ、ナガエツルノゲイトウ |
動物 | 【哺乳類】ヌートリア、クリハラリス、アライグマ
【鳥類】ガビチョウ、ソウシチョウ 【爬虫類】カミツキガメ、アカミミガメ 【両生類】ウシガエル 【魚類】カダヤシ、ブルーギル、オオクチバス、コクチバス 【昆虫類】アカボシゴマダラ 【クモ類】セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモ 【甲殻類】アメリカザリガニ |
▲山梨県で確認されている外来植物たち
(左上:オオキンケイギク 右上:アレチウリ 下段:オオハンゴンソウ)
やまなしのいきものたちをクエストに投稿しよう!
「やまなしいきものクエスト」への参加方法は、クエスト配信期間中に山梨県内でいきものを撮影して、Biomeに投稿するだけです。
身近ないきものや、旅先で出会ったいきものをどんどん記録していきましょう!
■配信期間:2024年8月1日(木)〜10月31日(木)
■対象エリア:山梨県全域
■ルール:山梨県内のいきものを5種類撮影・投稿すればクエスト達成!