「日本のカメ一斉調査〜自然しらべ2023〜」結果発表!

2024年2月21日 生物

自然の健康診断!全国一斉カメ探し

2023年夏に開催した、日本自然保護協会とのコラボクエスト「日本のカメ一斉調査〜自然しらべ2023〜」に参加したみなさまの投稿データの集計が終わり、結果が発表されました!

日本自然保護協会が主催する「自然しらべ」は、2002年から毎年調査するテーマを変えながら実施される、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に参加できる「日本の自然の健康診断調査」です。

日本のカメ一斉調査は過去2回(2003年、2018年)にわたって実施されましたが、今回初めてBiomeを使った調査が行われ、これまでよりもさらに広域・多地点でデータが集まりました。

クエストルール:対象のいきものを2種投稿せよ!

配信期間:2023年7月1日~9月30日

対象エリア:全国

対象種:下記の科に属するカメの仲間

・ヌマガメ科
・イシガメ科
・スッポン科
・カミツキガメ科
・ドロガメ科

 

結果発表!

対象種の発見数: 3,604件 ※1

発見された種類: 43 種類

参加者: 1,814 名 ※2

※1:飼育個体の投稿等も含まれる全投稿
※2:投稿があったユーザーアカウント数

 

日本自然保護協会が集計した結果、全投稿の中で最も高い比率を占めたのはミシシッピアカミミガメ(55.3%)でした。

また、日本固有種である二ホンイシガメは8.8%、かつて日本でよく見られたクサガメは17.8%と、過去の集計と比較すると比率が少しずつ減少していることが分かりました。

 

一方、スッポンは13.7%の比率で確認され、過去と比較し約4倍以上の増加が見られました。

この著しい増加の原因は分からず、外来種チュウゴクスッポンの実態や生態系への影響も含めて、今後の調査研究が必要とのことです。

詳しい調査の結果はこちらから。

 

本調査にご参加いただいたみなさま、ご協力ありがとうございました!🐢

リンク

日本自然保護協会|2023年「日本のカメ一斉調査」の調査結果まとまる アカミミガメ等カメ類の生息状況が分かる