【バイオーム×日本自然保護協会】『全国砂浜ムーブメント2021』を共催します!

2021年6月5日

 『全国砂浜ムーブメント 2021』について

株式会社バイオームは公益財団法人日本自然保護協会と株式会社ピリカとともに、『全国砂浜ムーブメント2021』を共催します。昨年に引き続き、アプリを使って誰でも簡単に楽しみながら本格的な生きもの調査やごみ拾いに参加でき、5月30日(ごみゼロの日)から12月31日まで開催します。

公益財団法人日本自然保護協会は自然保護と生物多様性保全を目的に1951年に設立されて以来、屋久島や小笠原、白神山地などを中心に失われつつある自然を守るための活動を全国で展開しています。そうした中で力を注いできたのが、砂浜など海辺の生物多様性を守る活動です。同協会が主催する『全国砂浜ムーブメント 2021』は、砂浜が直面する環境問題の解決を目指し、設定した3つのアクションへの参加を呼び掛けています。

・Act.1.砂浜ノートを子どもたちに届けよう!
・Act.2.砂浜の生きものをしらべよう!~自然しらべ2021~
・Act.3.砂浜や街中でごみを拾おう!

↓↓『全国砂浜ムーブメント 2021』の詳細はこちら↓↓
特設ページ:https://www.nacsj.or.jp/sunahama_movement/
日本自然保護協会のPRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000027546.html

 

 

国内最大規模の砂浜調査「砂浜いきものクエスト」

株式会社バイオームは共催企業として、アプリ「Biome(バイオーム)」を提供することで自然保護活動のDX化を図り、これらのアクションの実行を支援します。

アプリ内では「Act.2.砂浜の生きものをしらべよう!~自然しらべ2021~」への貢献として、アプリ内企画「砂浜いきものクエスト」を今年も開催します。砂浜で植物や貝など生きものを見つけたら、写真を撮って「Biome」に投稿してください。

「Biome」には撮影したいきものの写真から種名を判別するAIや、詳しいユーザーに質問する機能が搭載されているため、専門的な知識を持たない方でも気軽にいきもの調査へ参加していただけます。

数多の市民の目を通して情報収集を行うことで、全国に点在する砂浜の網羅的な生物データの構築や希少種の発見などが期待されています。投稿された生きものデータは、海や砂浜の自然環境を保全するため公益財団法人日本自然保護協会が活用します。

昨年は3000件以上の投稿をいただき、200名を超える方がクエストを達成されました。今年は砂浜の植物をはじめ5000件の投稿を目指しています。皆さんのご参加をお待ちしております!

 

21世紀末には、日本の砂浜の9割が半分以上の面積を失い、6割は完全に消失するという予測

日本は海に囲まれた島国で、砂浜は馴染みのある景色の一つです。しかし砂浜には、海を漂った大量の海ごみが打ち寄せ続けると同時に、年々、砂の減少が続く深刻な状況にあります。世界の海洋中には1億5,000万トンを超えるプラスチックが存在し、毎年新たにジャンボジェット5万機分(800万トン)のプラスチックが海ごみになっていると考えられています。また、地球温暖化や河川・海岸のコンクリート化などの影響により、日本の砂浜は21世紀末には9割が半分以上の面積を失い、6割が完全に消失するという予測さえあります。ウミガメのように砂浜がなくては次世代を育めない生きものたちへの影響はもちろん、私たちの食や文化、レクリエーションなど暮らしへの影響も計り知れません。

 

海と陸の豊かさを守るSDGs目標14と15への貢献

 2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)では、海の生きものの保全を目指した目標14 ターゲット14.2において「2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う」とされています。また、陸の生きものの保全を目指す目標15ターゲット15.5では、「自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる」とされています。日本の海岸には、約7000種類の貝が暮らし、約280種類の海岸植物が生息しているとされます。現在各目標の達成状況は計測されている最中ですが、砂浜の保全は、こうした生きものが暮らす生態系を守るため、引き続き重要と考えられます。

 

消えゆく砂浜といきものを、次世代へと守り継ぐために

このように地球温暖化、ゴミ問題、土地開発など、砂浜は多くの危機に直面しています。砂浜は川から流れてくる砂の量や潮の流れなど微妙なバランスで成り立っているため、一度消失してしまうと元に戻すのは非常に難しいと言われています。砂浜が消失すればレクリエーション効果などのサービスが減少するだけでなく、砂浜に息づく固有の生態系も大きな打撃を受けてしまいます。
美しい砂浜を守る上で鍵となるのは、砂浜を「訪れる」「知る」「行動する」こと、具体的には生態系調査や清掃活動などです。それらが強制ではなく、多くの人が自発的に楽しんで参加できることが重要です。『全国砂浜ムーブメント 2021』は誰もがスマートフォンアプリを通じてゲーム感覚で保全活動に参加できる取り組みであり、まさに従来の保全活動が抱えていた課題を解決するモデルと言えるでしょう。

 

 

株式会社バイオームについて

世界中の生物・環境をビッグデータ化し「生物多様性市場」を創り出す事を目指し、2017年に京都大学技術イノベーション事業化コース最優秀賞の受賞を経て、2017年5月に設立された京都大学発のベンチャー企業です。SDGsの社会的ニーズを背景に生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築し、情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を提供しています。2018年6月には、経済産業省が92社を選定した『J-Startup』の1社にも選ばれています。アプリ「Biome」をダウンロードするには、App storeまたはGoogle playで「バイオーム」で検索またはQRコードをご利用ください。

 

 

iOS:App Store
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/id1459658355
Android:Google play
URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.biome.biome

【会社情報】
社 名 :株式会社バイオーム
所在地 :京都府京都市下京区中堂寺南町134番ASTEMビル8階
役 員 :代表取締役:藤木 庄五郎
資本金 :111,500千円(資本準備金含む)
創 業 :2017年5月31日
URL  :https://biome.co.jp/wp