トキ放鳥受け入れに向けた石川県七尾市での取り組みにアプリ「Biome(バイオーム)」が活用されています

2022年10月3日 Topics

概要

株式会社バイオームはこのたび、石川県能登地域のトキ放鳥に向けた取り組みの一環として、のと共栄信用金庫や七尾市・金沢大学・地域の経営支援機関などの9団体でSDGsを推進するコンソーシアム「ななおSDGsスイッチ」と連携してアプリ「Biome(バイオーム)」内クエスト「集まれ、いきもの調査隊!ノトの里山里海を調査せよ!」を実施いたしました。

本クエストは、日本で初めて「世界農業遺産」に選ばれた石川県能登地域の里山里海に暮らす様々ないきものたちを調査・発見するもので、このクエストで得られたデータは石川県能登地域のトキ放鳥に向けた活動に役立てられます。

国の特別天然記念物であるトキは、生息環境の悪化などによりその数を減らし、新潟県佐渡市で人工繁殖と野外へ放つ放鳥の取り組みが進められてきました。
現在、環境省は新潟県佐渡市以外でもトキの放鳥を行って定着させることを目指しており、その候補地のひとつとして石川県能登地域が選ばれています。

10月1日には、里山の多様な生き物と触れ合いながらトキの餌となる昆虫などを探すイベントが催され、ここでもアプリ「Biome」が活用されました。

(外部リンク)

なお、アプリ内のクエストは2022年9月23日~10月31日まで行われております。

※世界農業遺産とは
社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、将来に受け継がれるべき重要な農林水産業システムを認定する制度です。
詳しくは農林水産省HPへ