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「渉成園 お庭のいきものツアー」クエスト実施中!
バイオームでは2021年11月5日~2022年1月31日までの間、京都市の渉成園と連携したクエストを実施しています。
渉成園とは?
渉成園は東本願寺(京都市)の飛地境内地の庭園です。寛永18年に三代将軍・徳川家光から当地が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。約1万6百坪の敷地には京都市街の中とは思えないほど草花に溢れ、四季折々の草花を楽しめます。変化に富んだ景観は「十三景」と称され、国の名勝に指定されています。
渉成園ではいきものの多様性を大事にしたお庭の育成管理を行っています。例えば、殺虫剤・除草剤の使用を避け、自然に生える植物を活かして昆虫や鳥にとって居心地がいい環境を造っています。
お庭の中にしっかりとした生態系を根付かせることで、より人と自然が調和した景観を目指しています。
クエストをクリアして豪華賞品に応募しよう
このクエストでは渉成園で見られるいきものを対象としています。
対象のいきものを投稿してクエストを達成することでゲットできる合言葉を下記のサイトで入力することで、豪華景品に応募できます。応募の詳細はリンク先の特設ページをご参照ください!
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渉成園 お庭のいきものツアー
プレゼントキャンペーン
※本イベント及びキャンペーンは、Apple Inc.及びApple Japan Inc.とは一切関係ありません。
※クエスト挑戦には以下のバージョンへの更新が必要となります。動作環境をご確認の上、必要に応じてアップデートをお願い致します
・iOS版: 2.10.8以上
・Android版: 2.9.6以上
バイオーム社員が実際に挑戦!
クエストを通じて自然豊かな渉成園の魅力を伝えるため、バイオーム社員が実際に渉成園クエストに挑戦してみました。
張り切っていきましょう!
今回はクエストのガイドにある通り、①高石垣 ②代笠席 ③傍花閣 ④丹楓渓 ⑤北大島 ⑥南大島 ⑦芝生の順番で回って行きたいと思います。
①高石垣エリア
西門から入ってまず正面に見えるのが高石垣です。この石垣は江戸時代の大火で被災した建物の残骸を活用したもので、よく見ると石臼、瓦、礎石などを組み合わせて作られています。
ここで一番目を引くのは「シダレザクラ」です。秋は紅葉し、春には降るような美しい花を咲かせます。
また高石垣から向かって右側には「カラタチ」が生育しています。ミカンの仲間で、実は果実酒や生薬になります。
②代笠席エリア
順路を進んで生垣の間を抜けた先にあるのは煎茶席の「代笠席」です。明治時代に建造されたお茶席です。
建物東側には「チャノキ」が見られます。私たちが日々飲んでいるお茶はこの植物の葉を加工して作られます。花も実も可愛らしいので、生け花の秋の花材としても用いられます。
③傍花閣エリア
「傍花閣」は庭園内でひときわ目立つ楼閣造りの建物です。周辺には桜や椿が植えられ、その名の通り花を楽しむことが出来るエリアです。
傍花閣の裏側には大きな「ハゼノキ」がありました。秋には燃えるような鮮やかな赤色に紅葉します。実は脂肪を多く含み、昔はろうそくの材料として利用されていました。
④丹楓渓エリア
傍花閣の東に進むと「丹楓渓」エリアに出ます。ここから池が登場し、水辺の生き物も観察できます。
印月池側の道沿いには「クロガネモチ」が生育しています。冬には赤い小さな実が集まって実り、わかりやすいです。
⑤北大島エリア
回棹廊を通り抜けると、池に浮かぶ北大島へ渡ることができます。北大島からは印月池の南側にある南大島を望むことが出来ます。
階段を上り橋を渡ろうとしたとき、バイオーム社員が何かを発見!
池の泥地にくっきり残った鳥の足跡を発見しました。大きさや地域的に考え、サギの仲間でしょうか。
このような足跡やフン、食痕などの「いきものたちの活動の跡」のことを「フィールドサイン」といいます。いきものそのものを観察するのもいいですが、活動した跡を観察し想像を膨らませるのもいいですね。
⑥南大島エリア
南大島は印月池の南側に浮かぶ島で、北大島や印月池の西岸(芝生)から眺めることが出来ます。身を隠す植物が豊かで人が立ち入らない南大島は、水鳥たちの繁殖地にもなっています。
バイオーム社員、ここでかわいいカモ達を発見!!!
したのですが・・・
水鳥は人が立ち入られない池の奥の方で休んでおり、写真を撮ろうにも社員のスマホではこれが限界でした。
もし渉成園に水鳥観察に来られる場合は、望遠レンズのようなハイスペックな観察道具を持っていくことをお勧めします。
ちなみにここでも鳥の足跡を見つかることができました。実物の鳥が近くで見れなかった分、はっきり残っているフィールドサインを見つけると、なんだか嬉しいですね。
⑦芝生エリア
一通りぐるっと回って最終エリアに突入です。芝生エリアでは腰を下ろしながら印月池をのんびり眺めることができます。
芝生を少し歩くと、出口周辺に巨大な「クスノキ」が植えられています。葉に含まれる成分を抽出すると「樟脳」という防虫剤になることから、厄除けの意味を込めて植えられることが多いようです。
ここで5種類のクエスト対象種を投稿し、めでたくクエストクリア!ぐるりと簡単に回るだけでもクエストはクリアできました。
おまけ
クエスト対象種ではないのですが、傍花閣と侵雪橋の間には、巨大な「イブキ(ビャクシン)」の古株があります。1858年(安政5年)の歴史資料には既にその存在が記録されており、約85年前に枯れてしまった今もなお、荘厳な雰囲気を漂わせています。
また、枯れた「イブキ」の上には「ハゼノキ」が生育しています。
まるでハゼノキを育てるゆりかごのように、枯れてからも新しい命を育み、次の世代へいのちのバトンをつないでいます。
庭の中にしっかりとした生態系を根付かせることで、より人と自然が調和した景観を目指している渉成園。
そこではゆっくりとした時間が流れ、人間も自然の一部であることを再認識できます。
たまには都会の喧騒から離れ、渉成園でのんびりとした時間を過ごしませんか?
イベント告知
渉成園では、11月13日(土)から12月8日(水)まで、ライトアップが行われます!
今年のライトアップは、「おひがしさん門前未来プロジェクト」の一環として行われます。
まずは「渉成園」というお庭を広く皆さまに知っていただき、足を運んでいただくことを願い、特別に無料でご覧いただけます。
クエストのあとはぜひライトアップをお楽しみください!
詳細はこちらから→ https://www.monzen.serd.jp/mirai-lightup