SERVICES

「4つの危機」に対処する
サービスパッケージ

株式会社バイオームは、生物多様性を脅かす「4つの危機」に対処するためのサービスパッケージを企業・行政・団体・研究機関向けに提供しています。生物多様性に対して負の影響を及ぼす人間活動は、多岐にわたります。日本の生物多様性国家戦略の中で、原因や影響のタイプによって、人間活動の負の影響を4つに整理したものが、「4つの危機」です。これらの危機に対処するサービス/パッケージを提供することが弊社の役目だと考えています。

第1の危機
開発など人間活動による危機

土地の開発・改変、乱獲・盗掘など、人間活動に関わる危機に対応するため、経済活動と自然環境が共存する社会の構築を目指すサービスを提供します。

TNFD対応支援
TNFD対応に係る戦略策定を全面サポート

拠点の分散化やサプライチェーンの複雑化に伴い、事業に紐づくエリアすべての生物多様性の状況を把握することは至難です。生物に関連する様々な指標を地図上で可視化し、効果的な調査ツールを提供することで、事業エリアの生物多様性への関わりや影響を把握することを可能とします。

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OECM・自然共生サイト認定支援
OECM・自然共生サイト認定に向けた意欲的な取り組みを全面サポート

OECM・自然共生サイトの適地を選定する際、弊社のビッグデータや解析技術を用いて簡単にリサーチすることが可能です。また、認定までに必要な調査や、認定後の継続的なモニタリングまで、BiomeSurveyを導入することで、低コストで効率的に実施できる体制づくりをサポートします。

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グリーンインフラDX
みどりが持つ価値を見える化することで、効果的なグリーンインフラを実現

グリーンインフラの運用に欠かせない緑地の管理や効果検証をアプリを用いて達成可能です。計画段階からデータを活用して、エコロジカルネットワークの効果を高める空間設計を実現することも、その後の緑地の生物多様性保全効果を可視化することも、低コストで効果的に実現します。

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CSR・CSV、ESG、SDGs支援
企業の社会貢献の取り組みに生物多様性を

生物多様性に関して何をすればいいか分からない、という企業の課題を解決します。各社、多岐にわたる事業活動の中で抱える悩みを徹底的に突き詰め、事業拡大に貢献する生物多様性保全の在り方を具体的なソリューションとして提案します。

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乱獲・盗掘防止
生物多様性を守るシステムの構築

カメラを用いた希少種密輸防止システムの構築など、BiomeAPIを活用し、自然のabuse(乱用)が起こらない社会システムの構築を支援します。様々な動画や画像リソースから生物の情報を抜き出すことで、違法な希少種の取引や運搬を防止可能です。新規の開発を伴うご相談も承ります。

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第2の危機
自然に対する働きかけの縮小による危機

里地里山など、人間の働きかけが縮小することで生態系が維持できなくなる危機に対応するため、持続的な自然の利活用、普及啓発を通して生物多様性関連人口を増やします。

市民参加型調査・啓発イベント
生物多様性保全を市民を巻き込んだ社会現象に

Biomeを活用し、市民と協働した生物多様性保全の取り組みを支援します。地域や企業特有の課題に対して「クエスト」機能を活用し、様々なテーマを設定可能です。テーマの企画から拡散まで弊社の生物専門部隊が徹底サポートします。

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地域活性
豊かな自然を地域の財産に

自然を活用した地域経済の活性化を支援します。歴史や文化が育んできた地域特有の自然をアピールし、一味違うイベントやキャンペーンを、企画・運営まで一気通貫で支援可能です。地域の自然を目当てに、全国から人が集まる取り組みを提案します。

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エコツーリズム
生物多様性の価値を実地で学び体感する旅

これまで生物の専門家の同行なしでは成り立たなかったエコツーリズムにイノベーションを起こします。専門家の知見をアプリで再現し、旅行者一人ひとりのモバイル端末から学びを得るツアーを設計することで、柔軟で多様な旅程を実現します。

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生物多様性ICT教育
教育現場に生物多様性を

小中学校で導入の進むタブレット端末を用いて、生物多様性を学ぶ授業を実施することが可能です。野外や課外授業の中で実際に生物を観察して学習するカリキュラムだけでなく、教室内だけで完結して学習するカリキュラムもご利用いただけます。

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獣害対策
崩れてしまった生態系のバランスを取り戻す

シカやイノシシなどのアンバランスな増加により、日本の森林や農地が荒廃してしまうのを防ぎたいと考えています。ビッグデータから害獣の拡大状況や出現予測などを行い、被害の拡大を事前に防ぐ仕組みを構築する実証パートナーを募集中です。

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第3の危機
人間により持ち込まれたものによる危機

外来種、農薬など人間が持ち込んだものがもたらす危機に対応するため、アプリやビッグデータをフル活用し、新しい社会システムの構築を目指します。

外来種防除支援
外来種の初期防除で被害拡大を防ぐ

外来種の防除には、侵入の初期段階での対応が重要です。弊社ではリアルタイムの生物データを用いて、日本全国の外来種の侵入・拡散情報を収集しています。侵入を初期時点で把握し、駆除するためのシステム・ネットワークを構築し、効果的な外来種防除を実現します。

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害虫対策による減農薬
害虫予報で農薬使用を最小限に

初期段階、あるいは事前に害虫の発生を予測することで、初期段階での被害抑え込みが可能になり、農薬使用量も抑えることができると期待されます。未来の農業を創るため、害虫発生予報システムの開発に共に取り組む共創パートナーを募集しています。

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有機農法の効果測定
有機農法の効果測定で生物多様性を守る農業を

弊社は自然農・有機農法・減農薬による農業を応援します。アプリやデータベースを用いることで豊かな生物を育む農地の生物多様性を定量的に評価し、効果測定を行うことが可能です。観察会イベントなどの実施も含めて、多面的な取り組みをご提案します。

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第4の危機
地球環境の変化による危機

気候変動などの地球環境の変化がもたらす危機に対応するためには、実際に生物に起こっている現象を素早く・正しく把握することが大切です。分布域の変化やフェノロジーなどを観測するプラットフォームを提供します。

気候変動影響調査
気候変動の生物への影響を網羅的に把握

リアルタイム生物データの活用により、気候変動がどのように生物の生態に影響を与えているかを把握することが可能です。特に分布域の拡大・北上、越冬地の変化などの把握に強みがあり、気候変動により生息地を脅かされる生物に対して、早期の対策を実施します。

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生物季節観測
生物の経年変化・定点観測を支援

生物に関わる定点観測を支援します。同一地点で継続的に調査をし続けるには少なくないコストがかかります。弊社では、効率よくデータを集めるツールを提供することで、持続的な定点観測を可能とし、生物の季節変化を把握する支援を実施します。

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プロダクト/サービス

いきものコレクションアプリ
Biome

国内ほぼ全種に対応した図鑑・いきもの名前判定AIを搭載。クエスト、マップ、マイコレクションなどいきものを楽しみつくすアプリです。

生物調査専用アプリ
BiomeSurvey

国内最大級の生物データベースに裏打ちされた生物判定AIや、生物調査に特化したユーザーインターフェースを備えた専用アプリにより、誰でも簡単にデータを収集し、本格的・組織的な生物調査を内製化できるサービスです。

生物多様性の可視化サービス
BiomeViewer

生物多様性情報の収集・解析・可視化技術を活かし、すべての自然資本ステークホルダーの世界目標達成に向けた実用的なTNFD対応支援サービスです。

情報公開支援サービス
​TNFD対応支援パッケージ

お客様の事業拠点と自然資本との関わりをTNFDに対応したフローでデータ分析・可視化いたします。

データ解析サービス
Biome Analytics

特定のエリア、種、分類群などを目的に合わせて加工・分析します。AI研究者や生物分野に特化した研究者など専門的なリソースを要望に合わせてご利用いただけます。

生物多様性関連イベント支援サービス
いきものの企画・制作

生物多様性やTNFDなどの企業研修や教育コンテンツの作成から一般の方向けの観察会イベントまで、いきものに関連するプロジェクトを分野横断的な視点で、企画立案から制作・運営・報告書作成まで、ワンストップサービスをご提供いたします。
コンセプト立案のみ、監修のみといったケースにも対応可能です。お気軽にお問い合わせください。