TNFD対応支援パッケージの導入イメージ

バイオーム社は、TNFD対応に係る戦略策定を全面サポートいたします
拠点の分散化やサプライチェーンの複雑化に伴い、事業に紐づくエリアすべての生物多様性の状況を把握することは至難です。

生物に関連する様々な指標を地図上で可視化し、効果的な調査ツールを提供することで、事業エリアの生物多様性への関わりや影響を把握することを可能とします。

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食品関連のTNFD対応イメージ(例:鳥インフルエンザリスク)

 

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BiomeViewerによるマガモの分布予測マップ
(「国土数値情報(行政区域データ)」(国土交通省)(https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N03-v3_1.html)を加工して作成)

食品関連のTNFD対応イメージ「鳥インフルエンザの例」の解説

鶏肉・鶏卵の調達に依存する事業者にとって、鳥インフルエンザは事業継続にあたっての重大なリスクになると考えられます。鳥インフルエンザの鶏への感染経路には、渡り鳥をはじめとした野鳥、ネズミ等の小型哺乳類の関連が指摘されています。そのため、養鶏場 (あるいはその候補地) 周辺エリアにおける、それら生物種の分布の実態を把握することは、感染リスクの定量化や、感染対策へのリソース配分を意思決定するにあたって極めて重要な情報になる可能性があります。

BiomeViewerにおいては、指標化したい目的に応じて、対象種を選択して重ね合わせマップを作成することができます。この機能を使えば、例えばマガモ、カイツブリ、ヒドリガモといったように、鳥インフルエンザの感染に関連すると考えられる種群を指定し出力することで、「鳥インフルエンザ感染リスクマップ」として感染リスクを可視化することができます。

重要なエリアを特定することができた後は、正確な現状把握と対策検討のために実地調査を行うのが理想的です。調査会社などに依頼するのも一つの手ですが、エリアが多地点にわたる場合やコストが気になる場合は、BiomeSurveyを使うのが効果的です。BiomeSurveyを使って調査を内製化することで、調査会社等の専門家に依頼するより安価かつ持続的に調査を実施することができるため、数ヶ年単位での継続的な調査をもとに、経年変化を追うような計画も現実的なものとなります。

詳細なリスク評価、及びそれに基づく適切な対策を示すことは、TNFD開示自体を目的化するのではなく、安定供給性・持続性を高め、企業の価値に大きく寄与することにつながると考えられます。

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