【建設技術研究所×バイオーム】淀川外来水草クエスト結果発表!

2022年9月29日 ALLイベント

クエストで淀川を救おう!

バイオームは株式会社建設技術研究所と連携し、淀川の外来水草を対象としたクエストを行いました。

2カ月間という短い期間でしたが、34名の投稿者によって116件もの外来水草の投稿がありました。

それぞれのクエスト対象種の投稿数は下記の通りです。

ナガエツルノゲイトウ:50件
オオバナミズキンバイ:28件
ミズヒマワリ:20件
アメリカオオアカウキクサ:8件
ホテイアオイ:5件
オオフサモ:3件
アマゾントチカガミ:2件

収集されたデータは、建設技術研究所の環境調査における外来水草の効果的な除去手法の検討・開発に活用されます。

ご協力いただき誠にありがとうございました。

 

連動企画の結果発表!

淀川の豊かな生態系を外来水草から守るため、このコラボクエストでは、以下の連動企画を行いました。

 

1.みんなでつくろう 淀川外来水草マップ

クエスト期間中投稿いただいたクエスト対象種のデータを取りまとめ、バイオームだけの「淀川外来水草マップ」を作成しました。

淀川外来水草マップ全体

淀川外来水草マップ2022 淀川全体

 

投稿があった場所をピンで示しており、それぞれの色は種名を示します。

 

外来水草は「ワンド(湾処、わんど)」と呼ばれる、川の本流と繋がりつつも、河川構造物などに囲まれて池のようになっている地形でよく見られます。

流れがゆるく安定しているため、様々な水生生物が繁殖する貴重な住み家になっておりますが、外来水草の大繁殖の最前線になってしまっている場所でもあります。

ワンド

淀川に点在するワンド(Photo by e97h0017, CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons)

 

ワンドごとにクローズアップしてマップを見てみましょう!

 

城北ワンド

城北公園の近くにある、広域なワンド群です。

明治時代、京都まで蒸気船が通行できるように施された工事の際に誕生した、歴史の長いワンドです。

周辺にはヨシが生育し、水が濾過されて入るので本流よりも水質は良好で、かつて絶滅危惧種の魚類「イタセンパラ」の生息地でもありました。

 

今回の調査で最も多く外来水草の発見件数があった場所であり、5種類もの外来水草が発見されました。

城北ワンド

淀川外来水草マップ2022 淀川全体

 

一部地域ではナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイが同じ場所で群生している、大繁殖のホットスポットも見ることができました。

ナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイ

ナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイの群生。ナガエツルノゲイトウが土台となりその上にオオバナミズキンバイが繁殖しています。

 

鳥飼ワンド

鳥飼ワンドは鳥飼大橋の下流側に広がります。

城北ワンドに次いで発見件数が多く、数種類の外来水草が密生していることが分かります。

鳥飼ワンド

淀川外来水草マップ2022 鳥飼ワンド

 

庭窪ワンド

大阪府守口市の庭窪浄水場の近くにあるワンド群です。

近くにはテニスコートや野球場、駐車場も完備されており、スポーツや外遊びついでにいきもの探しができます。

淀川外来水草マップ2022 庭窪ワンド

 

唐崎ワンド

芥川と淀川の合流地周辺にあるのが唐崎ワンドです。

豊かな生態系を育むため、比較的最近整備されたワンドですが、ここにも外来水草が進出しています。

淀川外来水草マップ2022 唐崎ワンド

 

 

2.プレゼントキャンペーン

本クエストを達成し、応募いただいた方の中から抽選で素敵なプレゼント(緑の募金への寄付金付き「おもいやり」QUOカードPay 500円分)を差し上げるキャンペーンを実施していました。

 

特別ルール

当選人数が全投稿数で変わる!どんどん投稿し当選人数アップを狙おう

このプレゼントキャンペーンは、本クエストの全体の投稿数が多ければ多いほど、プレゼントの当選者数が増えるという特別ルールが設けれれていました。

クエスト自体は3種投稿で達成となりますが、対象種をもっとたくさん投稿すれば、プレゼントが当選するチャンスが増加する仕組みです。

プレゼント特別ルール図

 

投稿数 結果発表!

クエストの投稿数は116件だったため、プレゼント当選人数は20人です!🎉

 

クエスト終了後もたくさんの投稿いただきありがとうございました。

プレゼントの当選発表は随時メールにて送信予定です。お楽しみに!

 

クエストが終了した今も、外来水草は日々繁殖し続けています。

淀川の豊かな生態系を守るため、引き続きたくさんの投稿をよろしくお願いいたします!

 

※本イベント及びキャンペーンは、Apple Inc.及びApple Japan Inc.とは一切関係ありません。