日本の似たもの動物クイズ

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日本の似たもの動物クイズ

2018-04-24T21:01:03+00:00 2018年4月24日|Categories: ALL|Tags: |

突然ですが、少しマニアックな、日本に生息する似たもの哺乳動物の問題。次の8枚の絵は、タヌキ、アライグマ、アナグマ、ハクビシンの胴と顔の写真。正しい胴と顔の組み合わせとその動物種、わかりますか。

では、早速答えです。

タヌキ 4- A

タヌキ胴答え
ズングリムックリな体型に太くて短い尻尾。ここまでなら、アナグマと見分けるのが非常に難しいです。でも最後のポイント、赤い矢印で示した前足の黒い柄。この黒い柄が背中までのびているのがタヌキ。
タヌキの顔
ハクビシン、アナグマ、タヌキの中ではタヌキは、最も犬っぽい顔。ただ、アライグマとは瓜二つ。全体的にふわっと柔らかく輪郭が丸い感じがするのがタヌキで、目の柄の境界がはっきりしていて輪郭がひし形に近く、キリッとした感じがするのがアライグマ。と言われても、良くわからない人も多いでしょう。決定的な違いは、眉間の柄。目と目の間に何も柄がないのがタヌキ。

アライグマ 3- D

アライグマ胴答え
同定ポイントは、なんといっても尻尾のシマシマ。尻尾がシマシマに描かれているタヌキのイラストを良く見かけますが、これは、間違いです。こんなにシマシマ柄を身体の一部に持った在来動物は日本にはいないので、尻尾のシマシマだけでも見つけられれば、アライグマ。
アライグマ顔答え
タヌキとそっくりなアライグマ。同定ポイントは、眉間の黒い筋。この筋があればアライグマ。ちなみにアライグマは英語でraccoon、タヌキはraccoon dog。名前も見た目も似ていますが、前足の機能が全く違います。タヌキの前足は、犬とそれほど変わりませんが、アライグマの前足は、物を器用に掴むことができます。可動域も広く、木の幹をがっしりと掴めるため木登りも得意です。
幹を掴むアライグマ
幹をがっしり掴むアライグマ。足の可動域が狭いタヌキは、このように前足を広げて幹を掴むことは出来ません。
アライグマ足跡
アライグマの足跡。タヌキの足跡は犬とそっくりですが、アライグマの足跡は人の手のひらのようです。

アナグマ 1- B

アナグマ胴答え
足が短く身体全体が細長い雰囲気がありますが、冬には、栄養をたっぷり溜め込むため、かなりズングリムックリした体型に。尻尾の雰囲気は、タヌキと似ていて、見分けが難しいですが、前足の黒い柄が背中まで伸びていないのが特徴です。
アナグマ顔答え
顔の愛嬌は、この4種の中で、トップかもしれません。目の黒い柄が縦方向に伸びるのが同定ポイント。細長い顔も特徴的。日本では昔からタヌキとアナグマはよく間違われてきたようですが、特徴を知っていれば、両者は結構異なった雰囲気を持っています。逃げ去る姿もタヌキはトコトコ走る感じですが、アナグマは、足が短いせいか若干もごもごした感じです。アナグマは、人と出会うと遠くまで逃げるのではなく、側溝に入った途端、もう大丈夫だと走るのを止めて一安心してしまうことが多いように思います。側溝に逃げ入った後、喜々として側溝を覗き込む私の顔を見て仰天するアナグマの様子は愛嬌たっぷりです。

ハクビシン2- C

ハクビシン胴答え
ハクビシンの同定ポイントは、長い尻尾です。明らかに他の4種と比べ長いため、この種も尻尾だけで、一目瞭然だろう。樹上の移動が極めて得意であるのもこの種の特徴です。
ハクビシン顔答え
ハクビシンは、黒地の顔に鼻筋に沿って顔の中心を貫く白い線が目立つため、4種の中では最も特徴的な顔ではないでしょうか。

 

これら4種の動物は、日本で同所的に生息している地域もありますが、この内の2種、ハクビシン、アライグマは外来種です。ハクビシンは、諸説ありますが、明治時代に持ち込まれた種であると言われています。アライグマは、近年日本で急速に生息場所を拡大し、農作物への被害や、生態系に与える影響が懸念されています。シマシマ尻尾のタヌキのような生き物を見かけたら、それは外来種のアライグマです。哺乳動物の同定方法なんて知っておく必要はないと思われるかもしれません。しかし、シマシマ尻尾はアライグマだと覚えておくだけでも、日本の生態系が改変されつつあることに気づく機会を得られます。最近よく見かけるタヌキの絵のシマシマ尻尾は、知らず知らずのうちに日本に外来種が定着してしまったことを物語っています。

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