川辺や道脇よく見かけるヤブガラシは、6月から7月頃に花を咲かせます。特に華美とも特徴的であるともいえない小さな花を咲かせるのですが、なぜかその花にやってくる虫達はちょっと風変わりです。今回は、7月の昼間にヤブガラシの花にやってきた虫たちを紹介します。
この記事の目次
- 1 ヤブガラシとは?
- 2 ヤブガラシの花の特徴
- 3 ヤブガラシにやってきた虫
- 4 バイオーム 新着情報
- 5 \ WHAT'S NEW /
- 5.0.1 2021年4月15日
- 5.0.2 【アースデイ東京×バイオーム】4月22日は地球の日!アプリ「Biome」では自然環境について考える特別クエストを開催!
- 5.0.3 2021年3月6日
- 5.0.4 【メディア出演情報】朝日放送「おはよう朝日土曜日です」
- 5.0.5 2021年3月1日
- 5.0.6 【メディア掲載情報】日本経済新聞/日経産業新聞
- 5.0.7 2021年2月22日
- 5.0.8 Japan Challenge Gate 2021にて中小企業庁長官賞を受賞
- 5.0.9 2021年1月21日
- 5.0.10 100万投稿記念ユーザー参加型イベント開催決定!
- 5.0.11 2021年1月12日
- 5.0.12 【帯広畜産大×バイオーム】ロードキルに関する調査が論文化されました
- 5.0.13 2020年11月27日
- 5.0.14 【環境省×バイオーム】「気候変動いきもの大調査(冬編)」開始
- 5.0.15 2020年11月24日
- 5.0.16 【おおさか生物多様性リンク】活動宣言書への署名式へ参加
- 5.0.17 2020年11月16日
- 5.0.18 【メディア掲載情報】毎日新聞
- 5.0.19 2020年11月9日
- 5.0.20 株式会社バイオームは「おおさか生物多様性リンク」へ参加します
- 6 ストーリー
- 7 STORY
- 8 失われていく生物多様性
- 9 ビジョン
- 10 VISION
- 11 生物多様性の保全が人々の
- 12 利益につながる社会をつくる
- 13 バイオームの強み
- 14 STRENGTH
- 15 サービス
- 16 SERVICE
- 17 バイオーム ブログ
- 18 BLOG
- 19 有袋類の分布域が狭い理由
- 20 ツクシって一体何者?
- 21 100万投稿記念イベント バイオ―マーランド開催迫る!!
- 22 BLOG ALL
- 23 生物
- 24 環境
- 25 社会
- 26 趣味
- 27 COMPANY PROFILE
- 28 パートナー
- 29 PARTNER
- 30 メディア掲載実績
ヤブガラシとは?
ブドウ科ヤブガラシ属の植物で、東アジアから東南アジア、日本では、北海道南西部から南西諸島まで分布します。ヤブを覆い尽くして枯らしてしまうほどの勢いで広がることから、ヤブガラシという名がついたようです。林床には見られず、明るい撹乱地のフェンスなどに、巻き付いているのがよくみられます。
ヤブガラシの花の特徴
ヤブガラシは、6月〜8月頃に5ミリくらいの小さな花が密集して咲きます。小さな花ですが、ツツジなどと異なり花の奥行きがほとんどないため、細長い口吻を持たないハエなどの昆虫でも蜜を舐め取ることができます。

ヤブガラシの花
咲き始めの花は、オレンジに近い色をしており、雄しべがついていて、花柱が短いですが、時間が経つと、ピンク色に近い色になり、雄しべが脱落し、花柱が伸びます。
ヤブガラシにやってきた虫
2時から3時頃に京都で観察してみたら、訪れた虫は、以下のような結果になりました。
少なくとも京都周辺では、スズメバチなどのカリバチの仲間が、ハナバチに比べて頻繁に訪れるのがヤブカラシの花の特徴です。観察している間、常に何匹かのスズメバチが訪花していました。スズメバチが樹液を利用するのは多くの人が知っているかもしれませんが、花の蜜にもやってきます。カリバチの幼虫は、通常肉食ですので、ハナバチのように子育てのために蜜を集めるわけではありません。花や樹液から摂取した糖は成虫が行動するためのエネルギー源になります。植物にとって、カリバチの訪花は、花粉を運んで貰えること以外に別のメリットがあります。それは、葉や花を食べる芋虫などをカリバチが取り除いてくれる可能性があるということです。カリバチとしても、自分のエネルギー源を確保しつつ、幼虫の餌も手に入れば一石二鳥です。
あまり知られていないかもしれませんが、ハエも意外と花の蜜を利用します。写真に写しきれなかったものも含め、大きいハエから小型のハエまで様々な種が訪花していました。
今回の観察では、意外な訪花昆虫として、ナミテントウムシの幼虫、成虫がみられました。どちらも、アブラムシを好んで食べますが、少なくとも成虫については花の蜜を舐めることが知られています。今回は、ヤブガラシにアブラムシは発生しておらず、幼虫が花に顔を突っ込んでいるところが観察されたため、おそらく蜜を舐めていたのだと考えられます。
カリバチの仲間がたくさん訪れるので、観察が少し難しいかもしれませんが、訪花昆虫としてはあまり見かけない昆虫がたくさん見られる点で、ヤブガラシの花の観察はなかなか楽しいです。
バイオーム 新着情報
\ WHAT'S NEW /
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ストーリー
STORY
失われていく生物多様性
28,338種
- 絶滅危惧種 -
弊社代表の藤木は、大学時代、ボルネオ島(マレーシア、インドネシア)にて2年間以上キャンプ生活をしながら調査を続けてきました。アマゾンと並ぶ生物の宝庫であるこの地は、一方で環境破壊の最前線でもありました。藤木はこの地で、商業用のオイルパーム(アブラヤシ)が360度地平線まで広がる光景を見て、このままでは地球の未来は危ういなと感じました。そこは本来は樹高70mにも達する巨大な熱帯林が広がり、野生動物の天国であるはずの場所でした。
ビジョン
VISION
バイオームの強み
STRENGTH


1.DATA ANALYSIS
データ解析
2.DATABASE
データベース
株式会社バイオーム、マネジメントチームは生物の遠隔測量において日本有数の技術を保持しているほかバイオーム(生物群系)、生態学分野において卓越した知識を保有しているなど本事業を遂行できる稀有な体制を築いています。これにより、得られたデータを解析、加工し、付加価値を付けたのちにクライアントに提供できるなど幅広く事業を展開可能です。