ロードキルとは車両と野生動物の接触により動物が死亡する事故のことで、交通インフラの発達とともに発生件数は増加しています。バイオームでは帯広畜産大学と共同で「全国ロードキル調査」を9月1日より開始しました。ロードキルに出くわしたら観察メモに「#ロードキル調査」を記入して投稿していただくことで、調査にご参加いただけます。
※投稿の際には、必ず公開範囲をプライベートにしてください。
※撮影・投稿は安全な場所から行うようにしてください。
⇩参加方法詳細をダウンロード⇩
ロードキル調査2020への参加方法.pdf
ロードキルデータベースの構築 ~野生動物との共存を目指す~
そもそも、ロードキルは野生動物の生息地に道路が作られたことに起因すると言えます。インフラの発達の陰で事故に巻き込まれる野生動物は増えており、中には希少な生物が犠牲となる事例もあります。
事故を減らすためには、まずは事故の情報を収集し、原因を探る必要があります。しかし、国内のロードキルに関するデータは希少種・普通種共に少なく、記録があったとしても定期的に破棄されることが多いのが実情です。
今回の調査はロードキル情報を収集・蓄積できるプラットホーム開発を見据え、正確なデータ収集の可否および利便性についての検証を行うものです。
皆様からお寄せいただいたデータは研究だけでなく、道路の安全管理や野生生物の保全に活かされる見込みです。
関連リンク
・バイオームNews「スマートフォンアプリを用いたロードキル調査を帯広畜産大と共同で実施」<リンク>
・帯広畜産大学「農業共生圏高度専門家育成事業共同研究によるロードキルアプリ実証実験を開始」<リンク>