令和3年度 気候変動いきもの大調査の結果
令和3年度の気候変動いきもの大調査は、夏編を2021年6月30日から9月30日、秋冬編を2021年11月1日から2022年1月31日の期間で実施しました。
今回の調査では、全国から 83,958件もの投稿をいただき、種数は 9,185種となりました。のべ 17,217人の方々にご参加いただき、過去に例を見ないほどの大規模な市民参加型の調査となりました。イベントに参加してくださった皆様に心より御礼申し上げます。
今回の調査結果を集計し、過去の分布状況と照らし合わるなどの解析を行ったところ、地球温暖化による影響と考えられる分布の変化が見えてきました。
・「昔はよく見られたのに最近は少なくなった」
・「昔はこんなところにはいなかったいきものがいる」
そんな変化が日本全国で起こっています。
また、昨年度に引き続き、渡り鳥の越冬地の変化や、南方系昆虫の北上など、地球温暖化の影響が生物に表れている可能性が示唆されています。
(冊子「令和3年度 気候変動いきもの大調査 結果報告」より)