
いきものコレクションアプリ「Biome」は、本日2025年4月26日をもって、リリースから6周年を迎えます。2025年4月現在、累計112万ダウンロードを突破し、総投稿数は約880万件以上にまで達しました。
これもひとえに、日頃からご愛顧いただいているユーザーの皆さまの支えがあってこそ。
本当にありがとうございます。
身近ないきものを「知る」ことが第一歩
アプリ「Biome(バイオーム)」は、皆さま一人ひとりの投稿を通じて「どこに、どんないきものが生息しているか」という分布データを集め、環境保全に活かすことを目的に開発されました。
同時に、「いつも見かける、あの花はなんだろう?」という小さな好奇心や、探していたいきものに出会えた時のワクワクを通じて、いきものの魅力をさまざまな側面から感じてほしいという想いも込められています。
身近ないきものたちについて「知る」ことの奥深さや楽しさを、私たちなりにどうやってお伝えしていけるのか。6周年という節目の今日、いま特にお伝えしたい取り組みについてご紹介します。
視点を変えて多様性に触れる、「生物多様性 超シナプス」
数時間、数日、時には数十年をかけて。 いきもの探しに情熱をかけるフィールドワーカーたちの観察眼や脳内を、グラフィックと動画で表現した「生物多様性超シナプス」が、大阪・関西万博で展示中です。
壁面と天井一面に描かれるいきものたちは、アプリユーザーの皆さまの日々の投稿、そして自然を見つめる時の目線を表現。その多様ないきものたちは、床面の生物分類図から伸び、また分類図へと帰っていく1本の線でつながれています。展示空間に足を踏み入れて、フィールドワーカーたちの見ている世界の一端に、触れてみませんか。
「生物多様性超シナプス」の詳細はこちら:
生物多様性超シナプス(いのちめぐる冒険 公式サイト)
※バイオームは、大阪・関西万博の河森正治プロデューサーのパビリオン「いのちめぐる冒険」へサプライヤーとして協賛しています。
いきものの見分け方を徹底サポート
普段見かける「かわいい花」が「ヒメオドリコソウ」という名前だと分かれば、ふと誰かに教えたくなったり、他の場所で見かけた時に少し嬉しくなったりしませんか。
アプリ「Biome」では、国内のほぼ全種の動植物(約10万種)に対応した名前判定AIを使って、自分が見つけたいきものの名前を調べることができます。自分の目で見て、調べて、名前を知る。そのプロセスを経ることで、目の前のいきもの一つひとつに、愛着が湧いてくるはず。
そうした体験をより厚くサポートするため、アプリ内の「みんなで作る図鑑」では、よく似たいきものとの見分け方を学べる見分け方コンテンツを随時拡充していきます。投稿前の名前判定の際に、ぜひご参照ください!
日本から世界の「生物多様性」へ
日本でのケースをロールモデルに、私たちバイオームは、南米はボリビア、ブラジル、東南アジアはフィリピン、インドネシア、シンガポール、さらにアフリカ ガーナまで、海外に向けても広がっていきます。
各地では、水質汚染問題への取り組み、中大型哺乳動物を対象としたカメラトラップ調査や、農場における生物多様性の調査手法の現地検証などを実施。さらにこれから、インドネシア共和国での生物多様性データ収集への取り組みも動き出し、歩みを本格化させていきます。
身近ないきものを「知る」ことは、生物多様性の保全のための一歩だと思います。
そして、その一歩一歩をつなげるのは、皆さん一人ひとりの投稿や発見、そして好奇心です。
知らなかったことを知る。そこから興味が広がる。 そんな体験を通じていきものの魅力に触れ、また「いきものが好き」という想いを介してゆるやかにでもつながれるコミュニティを、私たちはこれからも大切に育てていきます。
今後ともアプリ「Biome」を、どうぞよろしくお願いいたします。