2026年3月31日

こんなところにアフリカマイマイ

夜、ベトナムの農村地帯でアフリカマイマイを見つけました。日本でも、沖縄でよく見かける本種ですが、名前かわわかるようにこれらの地域では外来種です。今回は、アフリカマイマイの生態についてのお話です。

アフリカマイマイとは?

アフリカマイマイ

アフリカマイマイ Achatina fulica は、柄眼目アフリカマイマイ科のカタツムリです。殻の直径が7〜8cm、殻の高さが20cmに達することもある世界最大級のカタツムリです。原産地は、東アフリカのモザンビーク付近のサバンナ地帯です。低温には弱い一方、乾燥地帯が原産地のため乾燥には強く、周囲が乾燥すると殻を閉じて仮眠状態になり半年以上生き延びることができます。寿命は3-5年ほどです。

アフリカマイマイの生態

日中は畑地の近くの林縁の草むらなどの土の中に潜み、夜になると餌を探して移動します。一晩で50m以上移動します。雑食性で、植物の葉や落ち葉、動物の死骸、菌類などを食べますが、農作物も好んで食べるため、農業害虫になることがあります。

今回私が見つけたのは、夜8時半頃、ベトナムの水田の中を通る舗装されていない道の上でした。幅2mほどの砂利道で、両脇は草むらでした。土は非常に乾燥しており、日本でよく見るような小さなカタツムリだと、すぐに水分が奪われて動けなくなるのではないかと思われるような環境でした。ところが、アフリカマイマイは平然と移動していました。

アフリカマイマイを見つけたベトナムの農村部

爆発的に増えることができるアフリカマイマイ

アフリカマイマイ

アフリカマイマイは自家受精はできないため、産卵するには他個体と交尾することが必要です。しかし、雌雄同体であるため、成貝同士であれば交尾ができ、二匹とも産卵できます。しかも一度に100-1000個の卵を約10日の周期で1年中産卵します。また、一度の交尾で得た精子は2年間体内で保存可能です。孵化した稚貝は半年から1年で成貝になります。