株式会社バイオーム(本社:京都府京都市、代表取締役 藤木庄五郎)は、国立大学法人京都大学(研究代表:京都大学生態学研究センター 酒井章子教授、以下酒井研究室)と共同で「生物分布ビックデータに基づいた侵入種拡大の検知と生態系サービス定量」に関する技術開発についての研究を開始したことを発表いたします。
研究概要
株式会社バイオームの保有する350万件の生物出現データを用いて、侵入種の分布拡大の検知・予測ならびに、各地の生物相がもつ生態系サービスの多面的な評価を試みます。前者は外来種の効果的な防除法の提案、後者は各地域で自然がもたらす防災・文化等への恩恵やそれに基づいた地方創生の提案など、様々な応用が期待されます。
酒井研究室について
酒井研究室では、植物生態学、熱帯生態学に関する研究を行っています。
植物と送粉者による共生のネットワークの進化と維持や花上の微生物について、また熱帯雨林における人間活動が森林へ与える長期的かつ直接的/間接的な影響や、生態系の劣化が及ぼす社会への影響の評価などを主に研究しています。
いきものコレクションアプリ「Biome」とは?
株式会社バイオームが提供するいきものコレクションアプリで、日本国内のほぼ全種(約10万種)の動植物を収録しています。見つけた生きものを写真で撮影するとAIがその生きものの名前を教えてくれます。それ以外にも、図鑑・地図・SNS・クエストなど生きものにまつわる様々な機能を備えており、誰でも無料で使用できます。集められたデータは調査・研究などにも活かされています。ダウンロードはApp storeまたはGoogle playで「バイオーム」で検索またはQRコードをご利用ください。
iOS:App Store
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/id1459658355
Android:Google play
URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.biome.biome
株式会社バイオームについて
世界中の生物・環境をビッグデータ化し「生物多様性市場」を創り出す事を目指し、2017年に京都大学技術イノベーション事業化コース最優秀賞の受賞を経て、2017年5月に設立された京都大学発のベンチャー企業です。SDGsの社会的ニーズを背景に生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築し、情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を提供しています。2018年6月には、経済産業省が92社を選定した『J-Startup』の1社にも選ばれています。
【会社情報】
社名:株式会社バイオーム
所在地:京都府京都市下京区中堂寺南町134番ASTEMビル8階
代表取締役:藤木 庄五郎
資本金:111,500千円(資本準備金含む)
創業:2017年5月31日
URL:https://biome.co.jp/wp
問い合わせ先
【アプリに関する問い合わせ】
株式会社バイオーム アプリ担当 多賀
info@biome.co.jp
https://biome.co.jp/wp
【研究に関する問い合わせ】
京都大学生態学研究センター
酒井 章子
〒520-2113 滋賀県大津市平野2丁目509-3
shokosakai (at) ecology.kyoto-u.ac.jp ( (at) を@におきかえてください)
【報道に関する問い合わせ】
株式会社バイオーム 広報担当 多賀
info@biome.co.jp
075-432-7622