【京都】イベント情報「鎮守の森のたんけんたい」

2018年7月28日

京都市伏見区にある大岩山は地域の人たちの関心が高い自然豊かな里山です。この大岩山の植生や生態系を定期的にモニタリングし、その豊かな自然を次世代に引き継ぐため、この度、まちのきょういく委員会「FUKAKUSA BASE」チームを結成しました。FUKAKUSA BASEでは、父親からの持続可能で最適なライフスタイルやワークスタイル創出に取り組むNPO団体「父活プロジェクト(京都市伏見区)」と生態系アプリ開発会社「株式会社バイオーム(京都市下京区)」がタッグを組んで、大岩山の自然環境を保全する活動に取り組みます。

活動の第一段として、いきものコレクションアプリ「バイオーム」内で、いきもの調査クエスト「鎮守の森のたんけんたい」を2018年8月1日〜8月31日まで実施いたします。クエストイベント開始初日(8月1日)には、京都市環境政策局地球温暖化対策室の燃料電池自動車(FCV)を活用し、端末貸し出しコーナー兼充電ブース、カフェコーナーを設けます。さまざまな関係者および市民の皆さんとクエストイベントを盛り上げ、大岩山の植生や生態のモニタリングを楽しみながら実施していければと考えております。

鎮守の森のたんけんたい

伏見区深草地域の都市部から近い大岩山は、地域の人たちの関心が高い自然豊かな里山です。これまでに、行政と地域住民による清掃活動や、深草トレイルの整備、山頂付近への展望台設置など様々な取り組みが行われてきました。一方で、高齢化などの理由により竹林が放棄されたり、太陽光パネルの設置により自然環境が変化したりするなど、現代的な課題を抱える里山でもあります。こうした課題を解決し、豊かな大岩山の自然を次世代の子供たちに残していくことは、現世代の責任だと言えます。

大岩山の風景

豊かな自然を次世代に残すためには、大岩山の自然環境の把握が必要不可欠です。そのため、過去にも何度か市民団体が自然調査を行ってきました。しかし、自然環境を定期的にモニタリングし、継続的に把握し続けることは難しく、これまで解決策を見い出せずにいました。そこでFUKAKUSA BASEでは、大岩山の植生や生態系を定期的にモニタリングし、自然環境の変化を把握していくための仕組みを構築していくことを目指しています。大岩山を、大人も子どもも楽しめ、学べる、自然豊かな里山にしていくために、今後も継続的に活動を続けて参ります。今回のイベント初日の詳細は以下の通りとなっておりますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください。

日 時
2018年8月1日(水)
1回目 10時00分~11時30分
2回目 14時00分〜15時30分

場 所
大岩街道沿い深草こどもの家近くの大岩神社参道入口~大岩神社、大岩山展望台までの深草トレイル周辺、深草こどもの家の駐車場にて仮設ブースを設置

概 要
「鎮守の森のたんけん隊~バイオームアプリで生き物調査~」プログラム実施以外に、仮設ブースにて、水素自動車を活用した充電ブース、 カフェコーナーを設け、クエストイベント盛り上げます。

主 催 まちのきょういく委員会 FUKAKUSA BASEチーム(父活プロジェクト・株式会社バイオーム)
協 力 深草こどもの家、大岩山所有者の皆様
協賛 株式会社Megumi、HEROES COFFEE
後 援 京都市教育委員会

問い合わせ先
株式会社バイオーム 藤木 info@biome.co.jp
父活プロジェクト 西森 info.chichikatu@gmail.com

※この事業は、平成30年度伏見区区民活動支援事業、並びに(公財)高原環境財団「都会の子供たちの環境学習活動に関する助成事業」の助成を受けて実施しています。