大阪クエスト中間報告・第2弾です

2020年9月15日 ALLイベント

7月25日からスタートした「在来種 VS 外来種 おおさかはどっちが多い?」クエストも残り約2週間となりました。

2020年の8月の大阪は猛暑日が20日、熱帯夜は30日記録され、屋外での観察は大変厳しい暑さでしたが、1500件以上の投稿をいただきました。

9月に入り少し暑さも和らぎ、残り少ないクエスト期間で観察される生き物も少し変化するかもしれません。
短い期間ですが「在来種 VS 外来種 おおさかはどっちが多い?」への新しい情報、お待ちしております。

クエスト参加方法

クエスト参加のご注意
*野外観察では熱中症にお気を付けください
*3密を避けてお楽しみください

在来種 VS 外来種 おおさかはどっちが多い?クエスト中間報告!第2弾

・投稿が多いのは?
引き続きクマゼミやアブラゼミに多くの報告をいただき、さらに、チョウやガの仲間は約90種の投稿をいただきました。チョウやガの仲間は飛翔距離が長く、「モンキアゲハ」や「クロマダラソテツシジミ」のように分布域を北上させている種類も含まれていますので、今後、詳細に分析したいと思います。
また、約30種の投稿があったトンボ類の中にはヤゴが冷水を好むものもいるため、温暖化の影響がないか、注意が必要です。

<Biomeブログ「日本で夏によく見られるセミ5種」>

・希少種も報告いただいています!
大阪府レッドリストに記載されている生物も33種報告されました。ヤマアカガエルや二ホンヒキガエルなどの貴重な生き物が引き続き観察できるように貴重な自然を守っていきたいですね。

<大阪府レッドリストについて>

・外来種にも注意を!
特定外来生物に指定されているヌートリアが何件か報告されており、農業被害が心配されます。「ブラックバス」、「ミシシッピアカミミガメ」、「クビアカツヤカミキリ」等の特定外来生物の情報も引き続き募集しています。

<クビアカツヤカミキリについてはこちら>

皆様からお寄せいただいた情報は、いきものたちの住処を守るために活用させていただきます。

大阪府立環境農林水産総合研究所って?

普段はあまり聞くことがないかもしれませんが、環境を調べ、守り、そして経済や生活に役立てることを目的に活動されている研究所です。ものすごく分かりやすくいうと「大阪でもっとたくさんの魚や野菜・果物がとれるように環境を守っている人たち」です。

大阪の大気や河川、海域、森林、農地、都市の緑をフィールドとして、環境の保全、農産物・水産物の安全と安心を総合的に支える研究所です。調査や試験研究並びにこれらの成果の活用等を行うことで、「豊かな環境の保全及び創造」「農林水産業の振興」「安全で豊かな食の創造」を図り、府民生活の向上させるという目的のもと業務を行っています。
(大阪府立環境農林水産総合研究所HPより)