旨い春

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旨い春

2018-10-16T23:07:01+00:00 2018年3月26日|Categories: ALL 生物|Tags: , , |

は〜るよ来い、は〜やく来い♪と呑気に歌えていた昔が懐かしい。3年前から花粉症に苛まれている僕は、残念ながら素直に春の到来を喜べない。世間では桜が咲いた、花見だと大騒ぎだが、僕の目と鼻と喉はもっと大騒ぎである。頑張って花見に出かけたところで、涙で花が見えないか、マスクのせいで眼鏡が曇って花が見えないか、とにかく何も見えない。そんな春先の野外活動が辛い僕でも、山菜取りには出かける。旨いからだ。

ということで、今日は僕が今までに自分で摘んで食べた春の山菜の簡単な紹介と、おすすめの食べ方お話をしよう。ランキングにすると、こんな感じか。

3位: カンゾウ
2位: コシアブラ、タラの芽、コゴミ、ノビル
1位: つくし、わらび、ふきのとう、セリ
番外: リョウブ, イワガラミ

カンゾウ

ススキノキ科ワスレグサ属。ヤブカンゾウやノカンゾウ、ハマカンゾウがある。僕が見つけたのは、小さな川の河川敷だったから、多分、食べたのはノカンゾウ。自生地は、それぞれの名前の通り、ヤブカンゾウは藪、ノカンゾウは野原、ハマカンゾウは浜、いずれも明るい場所を好む。新芽を軽く湯がいてマヨネーズ。これと言ってはっきりとした味がしないというのが僕の印象。

コシアブラ

ウコギ科ウコギ属。冷温帯林の道路脇など明るい場所に生育する。新芽を天ぷらにすると美味しい。香りが良い。

タラの芽

ウコギ科タラノキ属。山の道路脇など明るい場所に生育する。木が弱ってしまうため、それぞれの枝について、すべての芽を摘んでしまわないように。新芽を天ぷらにすると美味しい。味が良い。

コゴミ

イワデンダ科クサソテツ属。シダの仲間である。クサソテツの新芽のことをこごみと呼ぶ。川べりなど、明るく湿ったところに群生する。軽く塩ゆでしてマヨネーズが美味しい。

ノビル

ヒガンバナ科ネギ属。畑の脇でしばしば見かける。湯がいて辛子酢味噌。あるいはうどんの具に。ネギに似ているが、甘みが強い。

つくし

トクサ目トクサ属。実はシダの仲間。畑脇や、果樹園の果樹の下などで見られる。袴を取って、塩を加えた熱湯で軽く茹でる。茹ですぎると、香りが抜けるから注意。茹でたつくしは、卵とじにするのが最も旨い。少し香りが落ちてしまうが、茹でたつくし、軽く絞って冷凍することが出来る。

わらび

コバノイシカグマ科ワラビ属。見た目の通りシダの仲間。山の中の倒木などで生じた明るい個所に生育する。ワラビの根本の硬い個所を取り除いて(ポキっと簡単に折れる所より上を食べる)、大きな鍋に敷き詰め、重曹をふりかける、または、椿の葉を被せ、上から熱湯をかける。ワラビが浮いてこないように、皿などで落し蓋をし、一晩。その後は1-2回ほど、半日おきに水を取り替えて(このときは重曹や椿の葉は不要)、アク抜き終了。鰹出汁で炊くのが美味。

ふきのとう

キク科フキ属。林道脇や田んぼのあぜなどに生える。庭先に植えておけば、初春にはふきのとう(花茎)を、春から初夏にかけてはフキ(葉柄部分)を楽しめる。割りと丈夫な植物だから、特に世話をしなくても育つ。天ぷらか、細かく刻んで味噌汁がおすすめ。キングオブ春の香り。

セリ

セリ科セリ属。湿地や、川に水際に生育する。煮浸しが美味しい。牡蠣雑炊の薬味にも欠かせない。独特の香りが良い。

リョウブ

リョウブ科リョウブ属。道路沿いなど明るい場所に生育する。鹿の子斑の樹皮が特徴的。新芽に熱湯を注いで、リョウブ茶として飲む。ただ、苦い。天ぷらにも出来るらしいが、試したことはない。

イワガラミ

アジサイ科イワガラミ属。林内の岩や木の幹を這い登るかっこうで生育する蔓性植物。やや明るい場所を好む。新芽を軽く塩ゆでして、マヨネーズ。きゅうりっぽい味とよく表現されるが、草っぽい味という印象。天ぷらにも出来るらしいが、やはり試したことはない。

 

食べたことのある春の山菜を簡単に紹介してみた。この他に、春の山菜としては、ウルイやゼンマイ、ヤマウドなどが有名であるが、自分で摘んで食べたことはないは無いので、紹介は割愛する。

この春、ハイキングがてら、山菜摘みに出かけるのはいかがだろうか。