【プレスリリース】帯広畜産大学農業共生圏高度専門家育成事業 『奄美大島モデル地区におけるスマートフォンを用いたロードキル情報収集サービスの開発』
2019年9月30日この記事はロードキル調査2019のものです。
ロードキル調査2020については<コチラ>
帯広畜産大学農業共生圏高度専門家育成事業 共同研究 広報チラシ
株式会社バイオームは、帯広畜産大学の研究者やレンジャーなどロードキルに関心が高い人にアプリを提供し、ロードキルの情報を集める調査に協力いたします。
■ロードキルとは?
ロードキルとは動物と車両の事故のことであり、日本でも毎年多くのロードキルが発生しています。
大型動物との接触が大きな事故やニュースになる一方、小さな動物や市町村道等の小さな道路でのロードキルの多くは報告・把握されていません。また、ロードキルのデータがあっても活用されていないなどの問題があります。
今後、野生生物の保全・交通事故軽減のため、市民も活用できるビッグデータの収集システムを構築することを目的に、アプリ「Biome」を利用して正確なサンプリングや野外調査での使い勝手を検証していきます。
アプリを利用することで、ロードキルを発見した際に写真を撮影してアプリに登録するだけでロードキルの位置情報と対象種のデータを誰でも簡単に収集することができます。収集したデータを基に、ロードキル発生場所や対象種の把握、及びロードキル防止対策に役立てることが可能です。
なお、今回のイベントでは調査対象地を奄美大島に、レンジャーなどロードキルに関心が高い人から参加者を募り、実施いたします。
将来的には、スマートフォン1つで手軽にロードキルの調査に協力できることから、調査の対象地域や参加者の対象を大きく広げ、調査と学びの要素を融合させた市民科学調査プロジェクトにしたいと考えています。
本取り組みは、帯広畜産大学農業共生圏高度専門家育成事業の一環として環境農学研究部門 浅利裕伸特任講師の協力・監修のもと実施します。クエストを通じて得られたロードキルの情報は、浅利氏に提供されます。
■クエストとは?
クエスト機能とは、テーマに沿って選別されたターゲットのいきものを見つけ、写真を撮影・投稿することでいきもののコンプリートを目指すゲーム機能です。時期ごとに季節や場所などの様々な条件で出される『クエスト』に仲間と一緒にチャレンジすれば、遊びながらいきものに詳しくなることができます。コンプリートしたユーザーは、アプリ内のバッヂを獲得できる仕組になっています。
■ロードキルクエストで連携する研究者
監修・協力:
帯広畜産大学 環境農学研究部門 浅利裕伸特任講師
■いきものコレクションアプリ「Biome」のダウンロード方法
App storeまたはGoogle playで「バイオーム」で検索またはQRコードをご利用ください。
iOS:App Store
URL:https://apps.apple.com/jp/app/id1459658355
Android:Google play
URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.biome.biome
■株式会社バイオームについて
世界中の生物・環境をビッグデータ化し「生物多様性市場」を創り出す事を目指し、2017年に京都大学技術イノベーション事業化コース最優秀賞の受賞を経て、2017年5月に設立された京都大学発のベンチャー企業です。SDGsの社会的ニーズを背景に生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築し、情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を提供しています。2018年6月には、経済産業省が92社を選定した『J-Startup』の1社にも選ばれています。
【会社情報】
社名:株式会社バイオーム
所在地:京都府京都市下京区中堂寺南町134番ASTEMビル8階
代表取締役:藤木 庄五郎
資本金:111,500千円(資本準備金含む)
創業:2017年5月31日
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社バイオーム 代表取締役 藤木 庄五郎
TEL:075-432-7622
FAX:075-432-7571
E-mail:info@biome.co.jp