Biomeアプリ運営より -2026年に向けて-
この記事の目次
投稿データの保全への活用
2025年も多くのユーザーの皆さまにBiomeをご利用いただき、多様ないきものの投稿をお寄せいただきました。皆さま一人ひとりの観察と記録が、サービスの基盤を支え、データの広がりと質の向上につながっています。年間を通じて積み重ねられた多くの投稿とご協力に、心より感謝申し上げます。
収集されたデータは、将来にわたって生物多様性保全に資するデータ基盤として管理・活用されます。これまでも、多様な主体と連携しながら、投稿データを保全活動に活用してきました。その際には、必要に応じてスタッフや専門家による確認・修正を行い、正確性や妥当性を担保したうえで、適切な判断・解釈のもとに活用させていただいております。
・2025年 データ活用振り返り:https://biome.co.jp/biome-naturepositive-2025
・外来種の分布追跡に関する論文の公開:http://doi.org/10.1111/csp2.70204
今後も、より使いやすく、信頼性の高いプラットフォームを目指し、機能改善や運営体制の強化を進めてまいります。
2026年、Biomeは“次のステージ”へ
2025年、Biomeには本当にたくさんの「発見」が集まりました。何気ない散歩の途中、旅先の一枚、ふと目に留まった足元のいきもの。その一つひとつが、Biomeを想像以上のスピードで成長させてくれました。そして2026年。Biomeは、「記録するアプリ」から、いきものとの出会いを、もっと楽しく、もっと深く味わう場所へ進化します。
そのためのアップデートを、今まさに全力で準備中です。
(1)新機能:ライフリスト
あなただけの「いきものの物語」を記録する
これまで出会ってきた、たくさんのいきものたち。
その一つひとつが、あなたの中にどんな形で積み重なってきたのか——。
2026年に登場予定のライフリスト機能では、
あなたといきものとのつながりが、ひと目で分かる形になります。
- 初めて出会った種
- 何度も見てきたおなじみのいきもの
- 他のユーザーに教えてもらった発見
日々の投稿や発見が、
“ただの記録”が、“あなただけの自然の履歴書”へ。
日々のいきもの探しが、
もっと誇らしく、もっと楽しくなる体験をお届けします。
(2)名前判定AIが、さらに頼もしく
「分かる!」瞬間を、もっと増やしたい
名前が分かった瞬間の、あのワクワク。
「これ、なんだろう?」が「これだ!」に変わる体験を、
もっとスムーズに、もっと気持ちよく。
2026年に向けて、名前判定AIは大きく進化します。
新しいモデルによって、判定精度はさらに向上。
初心者の方も、経験者の方も、
“調べる”という行為そのものが、もっと楽しくなります。
(3) 世界中のいきものと、つながるBiomeへ
ボーダーを越える、いきもの探し
これまで日本国内のいきものが中心だったBiomeは、
世界のいきものへ対応を広げていきます。
海外版Biomeを順次リリースし、
Biomeは世界中のいきものと出会える場になります。
国や地域が違っても、
「見つけて、記録する楽しさ」は同じ。
あなたの発見が、
世界のどこかの誰かの学びにつながる。
そんな体験が、すぐそこまで来ています。
(4)コンテンツと信頼性のさらなる強化
学ぶほど楽しい、使うほど信頼できる
2025年に公開した見分けコンテンツの更なる充実に加え、
長期間放置されている誤同定や図鑑の修正についても、
過去の投稿や報告も含め、改めてアプリ上での正確性を担保できるよう
順次見直しを行い、新たな仕組みと体制構築を確立していきます。
新たな仕組みと体制を整え、
Biome全体の“知識の質”を、もう一段引き上げていきます。
- 参加しやすい
- 学びがある
- ちゃんと信頼できる
この3つが同時に成立する場所を、
コミュニティの皆さんと一緒につくり続けます。
運営体制の強化について
2025年、Biomeの成長に伴い投稿数が増える中で、誤同定や図鑑内容に関する報告に対し、対応に時間を要する場面がありました。この点について、より良い運営を行っていくための重要な課題だと考えています。
一方で、正確性と公平性の観点から、個別の報告について十分な検討と判断を行う必要があり、対応を急ぐことで判断の妥当性が損なわれることは避けるべきであるとも考えています。
そのため、運営としては、一律に修正や削除を行うのではなく、内容を確認しながら段階的に対応する方針を検討しています。
誤った情報の拡散につながる可能性があると初期的に判断される投稿については、誤りであると断定できない場合であっても、まずは非公開対応を行うなど、段階的な措置を講じることで、スピード感と正確性の両立を図る目的です。
そうした方針のもと、過去の投稿も含めた見直しを進めるとともに、人員体制の強化や運用フローの整理を通じて、皆様に安心してご利用いただける安定した運営の構築を進めてまいります。
特定のユーザーに不利または有利が生じないよう配慮しつつ、いきもの観察や同定に慣れていない方でも安心して利用できるサービスとなるよう、サポート体制の充実に引き続き取り組んでまいります。
引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。
まとめ
Biomeは、皆さま一人ひとりの観察と記録によって支えられ、成長を続けてきました。
日々の投稿は、いきものとの出会いを楽しむ体験であると同時に、将来の生物多様性保全につながる大切なデータとして活用されています。
2026年に向けて、Biomeは機能面・運営面の両面から進化を重ね、より使いやすく、より信頼できるプラットフォームを目指していきます。初心者の方から経験のある方まで、誰もが安心して参加できる場であることを大切にしながら、コミュニティの皆さんとともに、いきものとの出会いを記録し、価値ある情報として育てていきます。
今後のアップデートや取り組みに、ぜひご期待ください。



